選び方で差がつく!育成年代の補食マニュアル


成長期の体づくりとパフォーマンスを支える「第4の食事」

成長期の子どもたちにとって「食べること」は“練習の一部”。
特に、トレーニング前後や試合の合間にとる「補食」は、パフォーマンスを支える大切な鍵です。
この記事では、スポーツ栄養士の視点から「育成年代の補食」について徹底解説します。

目次

補食とは?

「補食」とは、1日3回の食事(朝・昼・晩)だけでは足りないエネルギーや栄養素を“補う”ために食べる間食のこと。
おやつとは違い、体づくりやパフォーマンス維持のために計画的に食べる“第4の食事”です。

補食は育成年代にとってなぜ大切なのか

育成年代の選手は、「成長の分」と「運動の分」のエネルギーや栄養素が必要です。
そのため、運動をしていない子どもに比べて、必要量がとても多く、3回の食事だけでは不足しがちです。
補食をうまく活用することで、集中力の維持・疲労回復・ケガの予防・成長促進につながります。

例えば—

  • 昼食から夕方練習までの時間が長い。
  • 朝食を十分に食べられない。
  • 夜遅くまで部活があり、夕食が遅くなる。

こんな時は補食をうまく活用しましょう!

補食の基本:タイミングと目的を考えよう

【おすすめの補食】:目的に合わせて選びましょう!

空腹を満たすだけの補食はさけ、目的を持って食品を選ぼう!

【練習前】: カラダと頭のエネルギー源である「糖質」を補給しましょう!

消化に時間がかからない(脂を多く含まない)ものを選ぼう!

【練習後】:すばやい回復とカラダづくりのために、「糖質+たんぱく質」をとりましょう!

①練習後、食事をとるまでに1時間以上かかるときは補食をとろう!
②次の食事に影響がでない範囲にしよう!

帰宅時間が遅くなって、夕食が遅くなってしまうときは・・・
⇒ 練習後すぐに「補食」をとり、帰宅してから軽く「夜食」をとりましょう。

学校に補食を持っていけない中学生の選手は、3回の食事を大切に!
学校では積極的に給食をおかわりしよう!

夜食: 疲労回復のために、消化の良い「糖質+たんぱく質」をとりましょう。

夜食は消化の良い(脂質の少ない)献立にしよう!
次の日の朝食に影響しない量にしよう!

あたたかいうどんや雑炊などがおすすめ!

補食をとるために:家族のサポート

選手が自分で食べられる環境づくり
 → おにぎり、食パン、バナナ、牛乳、ヨーグルト、チーズ、果汁100%オレンジジュース、フルーツなどを常備しておく。

食べやすく、調整しやすい工夫
 →おにぎりを小さく握って食べやすくする。

市販品も味方に
 →準備できない時は、コンビニなどをうまく活用する。

選手と一緒に考える
 → 選手自身が目的をもって選ぶ習慣をつける。

まとめ|今日から始める「補食」習慣

  1. 補食は「第4の食事」
  2. 目的をもって、食べるもの、タイミング、量を考える
  3. 自分で考えることが大切
  4. 小さな積み重ねが大きな成長につながる

スポーツ栄養士から一言
カラダが大きく成長する育成年代の選手にとって、「補食」の活用はとても重要です。
「食べたらOK」ではなく、「目的」に合わせて、「考えて」食べることは、皆さんのからだ作りやパフォーマンスUPにつながります。
「補食」を味方につけて、未来の自分のチカラにしていきましょう!

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この記事を書いた人

平井英子のアバター 平井英子 管理栄養士、公認スポーツ栄養士

大手食品メーカーでのスポーツ栄養指導業務を経て、現在は専門学校にてスポーツ栄養学非常勤講師を務める。主に育成年代のスポーツ現場に携わり、食べる力や体づくり、怪我予防、試合期の食事など選手を栄養・食事面からサポート。選手や保護者の悩みに寄り添い、わかりやすく実践しやすい栄養指導を心掛けている。

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